株主の皆様へ
株主の皆様におかれましては、平素より当社への格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに第15期(2024年3月1日~2025年2月28日)の決算のご報告をさせていただきます。
第15期は、社会経済活動が正常化する下で、円安によるインバウンド需要の増加や個人消費の持ち直しもあって、景気は緩やかな回復基調を辿りました。一方で、原材料・資源・食材価格の高騰に金融資本市場の変動等も重なり、先行きは依然として不透明な状況が続きました。
また、当社が主に展開する居酒屋業態につきましては、人流回復やインバウンド客の増加により昨年比では売上を伸ばしているものの、団体や深夜帯利用の回復は緩やかなものに留まっております。
このような状況の中で当社グループは、引き続き固定費の増加抑制に努めるとともに、食材価格の高騰を踏まえたメニュー改定や弾力的な価格設定、臨機応変な営業時間の見直し、人財採用の積極化など、収益性の改善に向けた取り組みを推し進めてまいりました。また、出店戦略においては、小型かつ低投資の大衆酒場業態の開発・出店を継続するとともに、地方都市での出店にも注力しております。
その結果、第15期における当社グループの売上高は30,389百万円(前期比4.5%増)、営業利益は2,186百万円(前期比7.9%増)、経常利益は2,281百万円(前期比2.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,485百万円(前期比14.2%減)となりました。また、1株当たりの年間配当金は26円(中間配当13円、期末配当13円)とさせていただきました。なお、第16期の1株当たりの年間配当予想は28円(中間配当14円、期末配当14円)を予定しております。
株主の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 佐藤 誠