株主の皆様へ

株主の皆様におかれましては、平素より当社への格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに第16期第2四半期(中間期)[2025年3月1日~2025年8月31日]の決算のご報告をさせていただきます。

第16期第2四半期(中間期)は、インバウンド需要の増加や企業収益の改善を背景に緩やかな回復基調で推移いたしましたが、長期化する物価高により消費者の節約志向が高まりつつあり、個人消費はなお力強さを欠く状況が続いております。さらに、為替変動や世界的な金利動向など金融資本市場の不安定要素も重なり、景気は依然として先行き不透明な様相を呈しております。

また、当社が主に展開する居酒屋業態におきましては、連日の猛暑によるビール販売の好調やお盆時期の集客増が寄与し、業績を下支えいたしました。とりわけ8月単月は、前年の大型台風による影響の反動もあり、売上は前年同月比で堅調に推移いたしております。もっとも、3月以降の累計では回復傾向が続いているものの、依然としてコロナ前の売上水準には達しておらず、完全な回復には至っていない状況です。
このような状況の中で当社グループは、引き続き固定費の増加抑制に努めるとともに、食材価格の高騰を踏まえたメニュー改定や弾力的な価格設定、臨機応変な営業時間の見直し、人財採用の積極化など、収益性の改善に向けた取り組みを推し進めてまいりました。また、出店戦略においては、小型かつ低投資の大衆酒場業態の開発・出店を継続するとともに、地方都市での出店にも注力しております。

その結果、第16期第2四半期(中間期)における当社グループの売上高は15,344百万円、営業利益は858百万円、経常利益は910百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は533百万円となりました。
また、当社は株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、経営成績および財務状態等を勘案し、新規出店・新業態開発等の事業展開と経営体質強化のための内部留保、安定継続的な配当を行うことを基本方針としております。本方針に基づき、第16期の1株当たりの年間配当は28円(中間配当14円、期末配当14円)を予定しており、中間配当は予定通り、14円の配当を行うことができました。
株主の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 佐藤 誠

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